梅雨は気分もジメジメする、34歳の独身男、どうも、ぴじょんです。
去年、ネットフリックスで話題になった「全裸監督」を今さらながら観たんです。
私の、凝り固まった既成概念を破壊する、非常にファンタスティックな作品だったと言えるでしょう。
お待たせいたしました、お待たせしすぎたかもしれませんが、その感想を書き記したいと思います。
アダルトビデオの帝王 村西とおる
この作品のモデル、村西とおる。
みなさんは、この村西とおるについて、説明の必要性はお感じになられますか?
今、必要ないとおっしゃいましたか?
私はそうは考えておりません。
ここで村西とおるの説明を聞くことで、この先、あなたさまの人生がどれほどすばらしいものになるか。
考えただけで、私はもう興奮してまいります!
中身のわからない助平な冊子、通称、ビニ本の販売で財をなし、警察に逮捕された後、アダルトビデオ業界に殴り込みをかけ、一時代を築くことになる男。
全裸監督は、そんな村西とおるの半生を、名俳優・山田孝之が演じた、大河ドラマさながらのスペクタクルなドラマなのであります。
エロスをドキュメンタリータッチで描く
物語の始まりに、村西とおるは、自宅で妻の不倫現場に遭遇。
男としての自信をなくしていたときに、満島真之介演じるトシと出会います。
この出会いをきっかけに、エロスの世界に身体を挿入していく村西とおる。
物語の中では、女性の裸、男性の裸、あらゆる裸が乱れ飛び、あの名俳優・山田孝之もブリーフ一丁で、ナイスですね!
とにかく、男女の交わりが多いこの作品。
ややもすると、アダルトビデオのように取り扱われてしまうリスクもはらんでおります!
ただ、私は言いたい。
これは、エロドラマではなく、エロスの名を借りたドキュメンタリー。
お金を持たない天才が、自分の才能を活かして成り上がっていく、
判官贔屓の日本人が大好きな、大逆転のドキュメンタリーなのであります!
その題材がたまたまエロスだった、それだけです。
絶妙なセリフ回し
このドキュメンタリーを名作たらしめているのは、その独特のセリフ回し。
私が好きなものをいくつかご紹介しましょう。
「抜きなさい、身体に毒だ。3本にしておきなさい。」
これは、天才女優、黒木香が一人でしているときに村西とおるが言い放った一言。
やめろというのではなく、4本は身体に毒だから3本にしろという斜め上の指摘、さすがです。
「じゃあ今ここで脱げる?すごい、助平」
これは玉山鉄二演じる、川田社長の女優面接の一言。
これ自体は大したセリフじゃないんですけど、あの甘いマスクの玉山鉄二が、淡々とこんなセリフを吐く。
面接だけじゃなく、銀行に融資を頼むときも、
「動いてるね、裸をね…、好きなだけ観られますからね」
と淡々と言う。ムッツリ助平感が、個人的にかなりツボなんです。
「助平、助平、助平!この助平!」
もう言葉のとおりなんですけど、助平っていう言葉を4連弾してる人なんて見たことない。
ファーーンタスティック!!
シーズン2の制作決定
2021年にシーズン2の放送も決定しているというのです。
しかも、レンタルビデオ店員役だった、あのピエール瀧も続投決定していると。
あぁ助平だ、私も興奮してまいりました。
※今回の記事は、村西とおるの語り口調で書かせていただきました。
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